コロナ前の葬儀

約20年ほど前からホール葬か主流になってきました 隣近所に手間をかけないようにまた交通事情にも鑑み通夜~葬儀は公営或いは民間の式場で行われてきました またホールも大きさを競い駐車場も停められる台数が多い事がセールスポイントとなりました その後核家族化した世代が喪主を務めるようになりました その結果会葬者の減少また親戚間のお付き合いの変化なども相まって家族葬というカテゴリーの葬儀が増えてきました しかしながら家族葬・・という名前だけが独り歩きし実態は一般の方を迎えて行う一般葬がその実態でした さあ 本当に望まれた家族葬とは果たしてどうだったのでしょうか? また予算面から見れば式場を使い行う以上決して経済的とは言い難く兄弟が減少した分喪主の負担は相対的に増える結果となるのです
コロナ現行の葬儀
コロナウイルスの流行に伴い三蜜という条件に鑑みたとき会葬・会食・バス等の乗合など様々な危険な条件が葬儀には該当してしまいます 現状会葬のご辞退のお知らせをしたり遠方の方々の来訪を控えていただいたり公共交通機関の利用の方に遠慮願ったりと本来の葬儀の意味合いが変わってしまっています やはり安心と安全を優先せざるを得ないのが現状です また前項でも触れたように先の見えない時代に向けて出来る限りの負担を軽減したいという現状がより顕在化しているのも確かですそこで事項は急激に変わる今後の葬儀に焦点を合わせてみます
今後の葬儀の変遷

時代は一気に自宅という安心かつ安全の場所にシフトします
コロナウイルスの流行により時代が一挙に進んだ と捉える見方があります 今後元には戻らない流れに葬儀自体が乗っているのです
①多くの人に送られなくても良い
②家族だけで営み後日お知らせする
③身内だけで行うゆえに飲食は行わない
④返礼品は香典を頂いた方に後日お送りする
⑤葬儀社ベースで高額化した葬祭費が敬遠される
⑥衛生面からも不特定多数者の利用する施設は敬遠される
⑦宿泊を伴う葬儀運営が後退する
⑧墓所の所有が激減し寺離れ・永代供養・散骨・無宗教化が一気に進む
⑨俗名での供養が主流となる
⑩高齢化も手伝い参列から送る形での香典が主流となる
飲食も含め緊急事態が起きた現状においてやはり安全・安心の自宅が心身の拠り所となることは今回のコロナウイルスの流行が明確に教えてくれました時代のキーワードは「自宅」に他なりません